いびき、眠気、不眠、激しい寝言と寝相 睡眠障害で悩んでいませんか?

睡眠時無呼吸症候群の軽症の亜型であるUARS(いびき、眠気、疲労感などの症状)を岐阜市在住の専門医が解説します。

上気道抵抗症候群の症状と診断から治療まで

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上気道抵抗症候群とは

睡眠時無呼吸症候群の亜型であり、軽症型として位置づけられています。
英語では、upper airway resistance syndrome (UARS)と呼ばれています。
睡眠中に上気道の抵抗が強いため、眠りの質が影響される睡眠障害の一種です。

閉塞型睡眠時無呼吸(obstructive sleep apnea: OSA)と同様に、肥満、
顎顔面形態が原因となることが多いです。特に後者の要因については
アジア人に多く、小さな顎、下顎後退などが特徴となっています。

病気を発見する手がかりとなる症状:いびき、日中の眠気

眠っているときに、いびき呼吸が出現すること、昼間の眠気がありますが、
実際に病院の外来で問診してみると、日中の症状として疲労感を訴えたり、
眠れないという不眠の症状をお話する方も少なくありません。

実際、不眠については途中で目が覚める症状(中途覚醒)が目立ちます。
若年層では、睡眠時随伴症の症状がUARSに有意に合併することが、
報告されています。

慢性疲労や疼痛との関係について

慢性疼痛や慢性疲労の症状で永年困っている方が、上気道抵抗症候群の
診断を受けてから、治療により症状が改善した報告もあります。
リウマチ性疾患の症状との関係もあるようです。

昼間の症状についての注意点

日中の眠気、疲労に関しては、過眠症、周期性四肢運動障害などの睡眠障害、
睡眠不足やリズムの問題、薬剤による影響などが除外されていることが、
前提となります。病院の外来では、これらを丁寧に評価していきます。

閉塞型睡眠時無呼吸との鑑別とUARSの診断方法

閉塞型睡眠時無呼吸(obstructive sleep apnea: OSA)と異なる点として、
無呼吸低呼吸指数(AHI)が5未満です。また、OSAと比較すると、
睡眠中の 血中酸素レベル低下が軽微であることが特徴です。

上記は、終夜睡眠ポリグラフ検査(polysomnography: PSG)によって、
鑑別が可能です。通常、病院に一泊して脳波、呼吸センサーなどを
装着して調べます。OSA、UARSは両者とも、いびき呼吸が観察されます。

より正確に診断するには、しかし、食道内圧の測定が勧奨されています。
鼻から食道にかけて、カテーテルを挿入する侵襲性があるので、
実際には、PSG結果とビデオ記録、症状により判定することが多いです。

治療方法について

上気道抵抗症候群の治療管理については、肥満があれば減量が大切です。
また、マウスピースによって下顎を前方に固定することで、気道が拡がり、
睡眠中に抵抗なく呼吸することができるようになります。

治療介入の結果、いびき呼吸の消失や日中の眠気や疲労の改善を見込むことが
できます。通常、医科より歯科に紹介されマウスピースが作成されます。

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